皮膚表面の構造と仕組み

皮膚表面のしくみ

男もスキンケアをする前に、知っておきたい基礎知識−2

「肌の美しさ」が決まる皮膚の表面

皮膚表面の構造


皮膚の表面には細かい網目状の溝が走っています。
この溝を皮溝(ひこう)といい、皮溝に囲まれ菱形や四角に皮膚が盛り上がっている部位を皮丘(ひきゅう)と言います。

皮溝と皮溝の交点となる場所が毛の出口で毛孔(もうこう)と呼ばれ、皮丘の中心部にある小さな穴・汗孔(かんこう)は汗の出口になっています。

男の肌は肌理(キメ)が粗い?!

溝の幅が狭く、浅い肌を「肌理(キメ)が細かい」と言い、肌がスベスベで滑らかな状態です。ツヤがあって若々しく健康な印象を与えます。
反対に、溝の幅が広く深い肌を「肌理(キメ)が粗い」と言い、肌表面の凹凸が目立ちゴワゴワしたりざらつきを感じます。また、見た目が乾燥し、くすんで見えるため不健康な印象を与えます。

キメが細かい肌

キメが粗い肌

一般的に、若い人ほどキメが細かく、老化に伴いキメが粗くなります。
また、性別では女性はキメが細かく、男性はキメが粗い皮膚をしています。

皮溝、皮丘の出方や毛孔はひとりひとり状態が異なります。さらに同じ人でも常に一定ではなく体調などの内的要因、気温や湿度・紫外線の影響といった外的要因で変化することもあります。
肌の状態は周りの状況に応じて変化していますし、手をかけることによって変えていくこともできるということです。

男性は一般的にキメが粗い肌である上に老化によってキメが粗くなるため、スキンケアをしないと40代頃から乾燥が目立ち始め、顔色が悪く見え不健康で疲れた印象を与えてしまいがちです。
特に40代前後の男性は若い頃スキンケアの習慣がなかった人が大半だと思いますが、そういった方ほど今、スキンケアを始めると変化を感じやすいかもしれませんよ。

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