■男の肌は皮脂が多く乾燥しやすい
男性の肌は肌の一番表面にあたる表皮が女性に比べて厚いと言われています。
男性の肌の方が密度が高く、より厚みがあって丈夫ですが、肌の柔らかさや保湿力の鍵となる水分量は女性に比べ30〜40%も少ないため、男性の肌はキメが荒くて毛穴が目立ちやすく、皮脂分泌が2〜3倍も多いのが特徴です。
皮脂が多いので乾燥を感じにくいのですが、実は乾燥しやすいのが男性の肌なのです。

40代、男の肌と男女の肌の違いとは
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同じ肌でも男女の肌はこんなに違う。


■女の肌は変わりやすくデリケート
女性の肌は「表皮」が男性に比べて薄いですが、肌の滑らかさのカギとなるキメが細かく水分量は男性よりも多いため、水々しく弾力があります。
ですが皮膚が薄くデリケートなため外部からの刺激(紫外線・花粉・大気汚染物質・マスクのこすれなど)に弱いのが特徴です。
さらに月経周期や更年期でホルモン分泌が変化すると肌の質が変わりやすく、不安定なのが女性の肌です。
男の肌を傷つける毎日の「シェービング」問題

男性と女性の習慣で大きな違いが「髭剃り」です。
ほとんどの男性は思春期以降ヒゲが生えるため、ほぼ毎日髭剃りを行います。
最近ではヒゲ脱毛する方も増えているようですが、それでもまだ少数派。
ヒゲ剃りで剃れるのはヒゲだけではありません。
ヒゲを剃ることで肌表面の「角質」や「皮脂膜」という、肌を守る大事な部分を一緒に削ぎ落としてしたり、傷つけているのです。
そのため肌荒れ、乾燥、角質硬化、吹き出物、カミソリ負けなど様々な肌トラブルを起こし、長年髭を剃り続けることでダメージは確実に蓄積されてしまいます。
40代男性の肌はシェービングダメージが蓄積されていると言っても過言ではありません。

■男の皮脂問題
男性の肌でもう一つ特徴的なのが「皮脂」。
思春期ごろから分泌が盛んになる皮脂量は、なんと女性の約2倍。
皮脂は皮脂腺から分泌されますが、体は1㎠あたり約50個ほど。それに対し顔や頭の皮脂腺は約800個と、狭い部位に約16倍も密集しているのです。

また、女性は年齢と共に皮脂分泌が低下しますが、男性は年齢を重ねても皮脂量があまり低下しないという特徴があります。
元々男性は肌の水分量が少ない上に、年齢を重ねると肌の保水力が下がってさらに水分が減り、皮脂で肌が酸性に傾いて汚れやすい状態になります。

皮脂分泌で問題なのが「テカテカで清潔感に欠ける」という見た目上の問題だけでなく、皮脂が毛穴に詰まって毛穴が開きやすくなり、ニキビや吹き出物など肌トラブルの原因にもなってしまいます。
特に夏は気温の上昇と共に皮脂量が増加するため注意が必要です。